定義

BMI (Body Mass Index、ボディマス指数) とは、体重と身長から算出される 肥満度の指標である。計算式は「体重 (kg) ÷ 身長 (m) の二乗」。 1832 年にベルギーの統計学者アドルフ・ケトレーが考案した。

判定基準

WHO の基準では、BMI 18.5 未満が低体重、18.5-24.9 が正常、 25.0-29.9 が過体重、30.0 以上が肥満と分類される。 日本肥満学会の基準では 25.0 以上を肥満としており、WHO より厳しい。

BMI の値ごとの、WHO の分類と日本肥満学会の分類の対比
BMIWHO の分類日本肥満学会の分類
18.5 未満低体重低体重
18.5 - 24.9正常普通体重
25.0 - 29.9過体重肥満 1 度
30.0 - 34.9肥満肥満 2 度
35.0 - 39.9肥満肥満 3 度
40.0 以上肥満肥満 4 度
食い違うのは 25.0 - 29.9 の帯である。同じ BMI 26 が、WHO の分類では過体重にとどまるのに、 日本の分類では肥満に入る。海外の記事と日本の健康診断で言われることが違うのはこのためだ。 日本肥満学会は 35.0 以上をとくに高度肥満と位置づけている。 日本の分類に固有なのは、肥満の起点を 25.0 に置いている点である。
身長別に、BMI 18.5・25.0・30.0 の境界にあたる体重
身長BMI 18.5BMI 25.0BMI 30.0
150 cm41.6 kg56.3 kg67.5 kg
155 cm44.4 kg60.1 kg72.1 kg
160 cm47.4 kg64.0 kg76.8 kg
165 cm50.4 kg68.1 kg81.7 kg
170 cm53.5 kg72.3 kg86.7 kg
175 cm56.7 kg76.6 kg91.9 kg
180 cm59.9 kg81.0 kg97.2 kg
計算式を逆に解き、体重 = BMI × 身長 (m) の二乗で境界の体重を出したものである。 身長 170 cm なら 53.5 kg を下回ると低体重、72.3 kg を超えると日本の基準で肥満、 86.7 kg を超えると WHO の基準でも肥満に入る。 身長が 5 cm 違うと同じ BMI に対応する体重は 3 kg 前後動くため、体重の数字だけを他人と比べても意味がない。

限界と注意点

BMI は筋肉量と脂肪量を区別できない。 筋肉質な人は BMI が高くても健康リスクは低い場合がある。 また、同じ BMI でも内臓脂肪型と皮下脂肪型では健康リスクが異なる。 あくまでスクリーニング指標であり、健康状態の最終判断には使えない。