定義

購買力平価 (Purchasing Power Parity, PPP) とは、 異なる通貨間の実質的な購買力を比較するための換算レートである。 同じ商品やサービスのバスケットを各国で購入するのに必要な金額の比率として算出される。

為替レートとの違い

市場為替レートは金融市場の需給で決まり、各国の物価水準を反映しない。 PPP は「同じモノを買うのにいくらかかるか」を基準にするため、 生活水準の国際比較に適している。

たとえば、ビッグマック指数は PPP の簡易版として知られる。 日本でビッグマックが 450 円、米国で 5.5 ドルなら、 PPP レートは 1 ドル = 約 82 円となる (市場レートとは異なる)。

世界ランキングでの役割

所得の世界ランキングを作るには、各国の所得を比較可能な形に 揃える手続きが欠かせない。物価水準の調整に PPP を用いれば、 物価の安い国の所得が過小評価されることを防ぎ、 実質的な生活水準に即した比較に近づけることができる。