定義とローレンツ曲線
ジニ係数は、所得や資産の分配がどれだけ不平等かを 0 から 1 の単一の数値で表す指標である。ローレンツ曲線 (人口の累積割合と 所得の累積割合の関係を描いた曲線) と完全平等線に囲まれた面積を 2 倍したものがジニ係数に相当する。
世界のジニ係数分布
北欧諸国は 0.25 前後と低く、南アフリカやブラジルは 0.5 を超える高い値を示す。日本は 0.33 前後で OECD 平均に近い。 ただし、税・社会保障による再分配前後で値が大きく変わるため、 比較する際はどの段階の所得を使っているかに注意が必要である。
限界と誤用
ジニ係数は分布全体を 1 つの数値に圧縮するため、同じ値でも 分布の形状が異なる場合がある。上位層の集中と下位層の貧困では 政策的含意が全く異なるが、ジニ係数だけでは区別できない。
また、所得のみを見ると資産格差や世代間格差を見落とす。 複数の指標を組み合わせて不平等を多面的に評価すべきである。
MyRank での意味
MyRank で年収の世界順位を確認する際、ジニ係数の高い国では 同じパーセンタイルでも絶対額の差が大きくなる。自分の順位が どの程度の経済的余裕を意味するかは、その国の所得分布の形状に 依存することを理解しておくと、結果をより正確に解釈できる。