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スクリーンタイムの世界ランキング - デジタル時代の時間配分

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スクリーンタイムの世界平均

DataReportal の 2024 年レポートによると、世界のインターネットユーザーの 1 日あたり平均オンライン時間は 6 時間 40 分である。 これは起きている時間の約 40% に相当する。 国別では南アフリカ (9 時間 38 分) が最長、日本 (4 時間 14 分) が最短クラスに位置する。

ただしこの数値にはテレビ視聴は含まれない。 デジタルデバイス (スマートフォン、PC、タブレット) の使用時間のみを集計している。 日本のスクリーンタイムが短いのは、通勤時間の長さや労働時間の多さにより 自由に使える時間自体が限られていることが一因と考えられる。

年齢層による劇的な差

スクリーンタイムは年齢層によって大きく異なる。 16〜24 歳の世界平均は 7 時間 58 分だが、55〜64 歳では 4 時間 52 分と 3 時間以上の差がある。Z 世代にとってデジタルデバイスは生活基盤そのものであり、 コミュニケーション、学習、娯楽のすべてがスクリーン上で完結する。

この世代間格差は、「スクリーンタイムが長い = 不健康」という単純な図式が 成り立たないことを示唆している。デジタルネイティブにとっての 8 時間は、 前世代にとっての読書・テレビ・電話の合計時間に相当する可能性がある。

スクリーンタイムと幸福度の関係

Twenge & Campbell (2018) の研究は、1 日 5 時間以上のスクリーンタイムが 青少年の幸福度低下と相関することを示した。 しかし Orben & Przybylski (2019) は、効果量が極めて小さく (r = -0.04)、 「じゃがいもを食べること」と同程度の影響しかないと反論している。

重要なのは「量」ではなく「質」と「置換効果」である。 スクリーンタイムが睡眠や運動を圧迫している場合は問題だが、 社会的つながりや学習に使われている場合はむしろ正の効果を持ちうる。 MyRank のスクリーンタイムランキングは、自分の使用量を客観視するきっかけを提供する。

デジタルウェルビーイングの実践

世界保健機関 (WHO) は 5 歳未満の子どもに対し、スクリーンタイムを 1 日 1 時間以内に 制限することを推奨している。成人に対する公式な推奨値は存在しないが、 多くの研究者は「意図的な使用」と「受動的な消費」を区別することを提案している。

自分のスクリーンタイムが世界のどの位置にあるかを知ることは、 行動変容の第一歩になりうる。ただし、数値を減らすこと自体を目的化するのではなく、 「何に時間を使いたいか」という問いから逆算して最適な配分を考えることが本質である。

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