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睡眠時間の世界ランキング - あなたは眠れている側か

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睡眠時間の世界分布

OECD の 2023 年調査によると、加盟国の平均睡眠時間は 8 時間 22 分である。 しかしこの数値は国によって大きく異なる。南アフリカの 9 時間 13 分に対し、 日本は 7 時間 22 分と最下位に近い。韓国 (7 時間 51 分) やメキシコ (8 時間 54 分) など、 経済発展の度合いと睡眠時間には単純な相関がない。

世界 80 億人全体で見ると、都市部と農村部の差も顕著である。 電力インフラが未整備な地域では日没後の活動が制限されるため、 結果的に睡眠時間が長くなる傾向がある。 「先進国ほど眠れていない」という通説は、データで裏付けられている。

睡眠時間と健康リスクの U 字カーブ

大規模メタ分析 (Cappuccio et al., 2010) は、睡眠時間と死亡リスクの関係が U 字型であることを示した。7〜8 時間を底として、短すぎても長すぎても 心血管疾患・糖尿病・うつ病のリスクが上昇する。

ただし「最適な睡眠時間」は年齢・遺伝・活動量によって個人差がある。 National Sleep Foundation は成人に 7〜9 時間を推奨しているが、 これはあくまで集団レベルの目安であり、個人の最適値は自己観察で見極める必要がある。

MyRank での睡眠ランキングの仕組み

MyRank の睡眠ランキングは、入力された睡眠時間を各国の分布データと照合し、 世界全体でのパーセンタイルを算出する。 たとえば 6 時間睡眠の場合、世界の約 15% の人がそれ以下であり、 85 パーセンタイル (下位 15%) に位置する。

ここで注意すべきは、睡眠時間は「多ければ良い」わけではない点である。 ランキングの上位 (長時間睡眠) が必ずしも健康的とは限らない。 U 字カーブを踏まえ、7〜8 時間帯に位置することが最も望ましい。

睡眠の質という見えない変数

時間だけでは睡眠の全体像は捉えられない。深い睡眠 (ノンレム睡眠ステージ 3) の 割合、中途覚醒の回数、入眠潜時 (寝つくまでの時間) など、質の指標は多岐にわたる。 しかし、これらを世界規模で比較できるデータは現時点では存在しない。

MyRank が睡眠時間のみをランキング対象としているのは、 信頼性の高い比較可能なデータが時間に限られるためである。 将来的にウェアラブルデバイスの普及により質のデータが蓄積されれば、 より多面的な比較が可能になるだろう。

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