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ベイズの定理

べいずのていり

事前確率を新しい証拠に基づいて更新し事後確率を求める数学的公式。基準率無視を克服するための基盤となる。

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定義と公式

ベイズの定理は、事前確率 P(A) を新たな証拠 B に基づいて更新し、 事後確率 P(A|B) を求める公式である。P(A|B) = P(B|A) × P(A) / P(B) と表され、18 世紀にトーマス・ベイズが提唱した。この定理の核心は 「信念を証拠に応じて合理的に修正する」という考え方にある。

医療検査での応用例

感度 99% の検査で陽性が出ても、有病率が 0.1% の疾患であれば 実際に罹患している確率は約 9% にすぎない。事前確率 (有病率) が 低いと、検査精度が高くても偽陽性が多数を占めるためである。

この直感に反する結果は「基準率無視」と呼ばれる認知バイアスの 典型例であり、ベイズの定理を使えば正確な確率を算出できる。

ランキング解釈への適用

MyRank で「上位 5%」と表示されたとき、その数値の信頼性は 元データの母集団サイズや測定精度に依存する。ベイズ的に考えれば、 複数の指標で一貫して上位に入るほど「本当に上位である確率」は 高まり、単一指標だけでは事後確率の更新が不十分といえる。

直感的理解のコツ

ベイズの定理を直感的に理解するには「自然頻度」で考えるとよい。 1 万人中 10 人が罹患、検査で 10 人中 9.9 人が陽性、非罹患 9,990 人中 99.9 人が偽陽性。陽性者 109.8 人中の真陽性は 9.9 人で約 9% となる。分数ではなく人数で考えることで、 確率の更新プロセスが見えやすくなる。

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